久々のタッグ結成の石森&ファンタズモが次に狙うは鈴木軍のベルト?

1.4・1.5 WK15東京ドームを終えた新日本プロレス

翌日1.6では、2021年の激突を思わせるスタートとなった。

WK15では、二冠王者が内藤から飯伏へと移り、飯伏は二冠のベルトを統一すると面白いことが起こるのでは?と、再び二冠統一案を打ち出した。

最高のベルトと最強のベルト、この二冠統一は以前にも話題に上がったが、話としては一度影を潜めていたが、ここにきて再び、二冠王者からの提案として話題に出始めている。

ベルトの統一には異論反論も多いが、それよりもすでに、アフタードーム1.6で起こった、2021年の激アツの戦いの火ぶたが切られたことがきになるところだ。

2021年幕開けから、今後の気になる激アツのぶつかり合いを少し振り返ってみよう。

1.4二冠王者を飯伏に奪取された内藤の心境は・・・

1.13発売の週刊プロレスで、内藤哲也が語った飯伏と東京ドーム戦への思いがつづられている。

毎年一大イベントとなる東京ドームの2日間の花道を歩くはずだった内藤哲也は、1.4飯伏幸太との戦いに敗れ、1.5密かに東京ドームへ足を運んでいたという。

自分のいない東京ドーム大会を観ているのは悔しかった、あの時ああすれば、こうすればよかったという思いが、次から次へと浮かんできたと言っている。

そう、前日の飯伏幸太との戦いに勝利し、二冠を保持していれば、1.5も東京ドーム大会の花道を歩いている。はずだったのだ。

だが、歩けなかったことよりも、内藤哲也の中では、同世代のライバルの今までとは違う、1.4までの間にタッグなどで少しずつ肌を合わせて感じていた、飯伏幸太の進化を、シングルマッチで、しかも二冠をかけたタイトルマッチで、うっすらと感じていた進化が確信に変わった試合だったのだろう。

この進化を内藤は、大人になったと表現している。

以前の飯伏の試合は、飛び技なども多く、どちらかといえば派手さを感じさせる試合が多かった。

しかし、G1覇者を連覇したことで、飯伏幸太のプロレスは少しずつ派手さは残しながらも、その派手さを最小限に抑えて必要なものしかやらないプロレスに変化していったのだろう。

プロレスラーに限らず、全てプラスプラスでは、動きはいつか限界を迎える。

が、プラスだけではなく、いかに最小限の動きやパワーでプロレスラーとして戦い抜くかという点では、そぎ落とすことも大切な要素のようだ。

そうやって、いままでとは違う、いままでよりもパワフルな試合をする飯伏幸太との戦いの後、飯伏に対して内藤は、飯伏に対して感謝と敬意、そして、気持ちとしてはスッキリしていた。が、悔しさは時間が経つとともにこみ上げてきたと話している。

石森太一が次に狙うのは鈴木軍の持つIWGPジュニアタッグのベルト

1.5東京ドームで高橋ヒロムに、IWGPジュニアのベルトを奪取された石森太一だが、1.6では久々に日本のリングに帰ってきたエル・ファンタズモとタッグを組み、エル・デスペラード&金丸義信の持つ、IWGPジュニアタッグのベルトに挑戦表明をしている。

石森とファンタズモは、かつてIWGPジュニアタッグ王座を保持していたが、コロナの影響もあり、日本のリングに上がることがなかったファンタズモが、アメリカでSUPER J-CUPの覇者として日本のリングに戻ってきたことをきっかけに、久々にタッグを組んでの試合となった。

1.6では、ファンタズモが日本から離れていた期間に磨いていたという、スーパーキックを金丸にぶち込み、今回は王者から勝利を奪った。

だが、パートナーを沈められたデスペラードは、怒りと共に、石森&ファンタズモの宣戦布告でもある、ベルトへの挑戦を受けて立つ構えをみせ、1.23大田区体育館で実現する。

1.17からスタートしたRoad to THE NEW BEGINNINGで、すでに前哨戦ともいえる一戦では、ファンタズモと石森が金丸を痛みつける攻撃も多く見られ、すでに、タイトルマッチに向けて熱い火花が飛び散り始めている。

棚橋弘至が久々にベルト挑戦する

しばらく、タイトルマッチ戦から遠のいていた棚橋弘至だが、1.6のL・I・Jとの試合で、鷹木慎吾が棚橋弘至に突っかかっていく。

前日1.5東京ドーム大会のジェフ・コブ戦で、防衛を果たした鷹木が、NEVER無差別級王座をかけた戦いの相手に、棚橋弘至を考えているようだ。

バックステージでも、鷹木は「100年に一人の逸材?俺からしたら逸材じゃない、ただの偽りだ。お前が怖くないんだったら、このNEVERの激烈な戦いに入ってみろ、偽りじゃないなら、それを証明してみろ」と対戦相手として、認めたといってもいいだろう。

このNEVERのベルトをかけて1.30の愛知県大会で激アツな鷹木慎吾が、棚橋弘至と初シングルマッチでは、どのようなどんな戦いをするのだろうか。

棚橋弘至は、2019年IWGPヘビー級王座から陥落し、その後、イギリスのブリティッシュヘビー級王座を獲得するも、ザック・セイバー・Jrに奪取され、一度も防衛しないまま手ばした後は、しばらくベルトに絡むことはなかった、棚橋が今回、NEVERのベルトに挑戦する。

鷹木は、棚橋にこのタイトルマッチで敗れた場合、G1に出場しない、一年間ベルトに挑戦しないなどをかけてみろと、ベルト挑戦だけに限らず、さらに挑発している。

鷹木はベルトをかける、そのベルトに見合うだけの覚悟や代償をかけるくらいの気持ちが、棚橋にはあるのか?と、棚橋を試しているようにも感じる。

まとめ

2021年の幕開けと同時に、新たな挑戦とぶつかり合いの火ぶたがバチバチとし始まっている。

  • IWGPヘビー・IWGPインターコンチネンタル二冠王者・飯伏幸太vsSANADA。
  • IWGPジュニア王者・高橋ヒロムvsSHO。
  • NEVER無差別級王座・鷹木慎吾vs棚橋弘至。
  • BUSHIvsマスター・ワト。
  • 小島聡vsグレート・オーカーン。
  • エル・デスペラード&金丸義信vs石森太一&エル・ファンタズモ。
  • タマ・トンガ&タンガ・ロアvsタイチ&ザック・セイバーJr。
  • オカダ・カズチカvsEVIL。

すでに火ぶたが切って落とされている戦い、これからの大会ですでに戦いが決まっている試合、2020年の因縁の決着をつけるべく再来した戦いと、2021年も目が離せない、激アツ、激闘の戦いが始まろうとしています。

そして、なんと言っても、2021年はしばらくベルト戦から遠のいていた棚橋弘至が、ベルト挑戦と、輝かしい時代を取り戻すべく挑むNEVERのベルトをかけた鷹木慎吾との戦いは、今後の棚橋弘至を左右すると同時に、NEVERのベルトという価値を大きく、広く変えていくことになる一戦となるといっていいでしょう。

1.17からスタートした「Road to THE NEW BEGINNING」も目が離せませんね。

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