内藤哲也の持つ二冠王座に激動が走る!2021年は飯伏幸太の年になるのか

SANADA

新日本プロレス、年間最大のビッグマッチ「レッスルキングダム15」が東京ドームで開催された。

2021年も2日連続の戦いはじめとなり、今年は内藤哲也が持つIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルのダブル選手権試合が両日行われた。

内藤哲也が二冠王座を守り切れるのか?それとも・・・挑戦者の手に渡るのか?

矢野通が手にしているKOPW2020も、新たにKOPW2021となり、新たな保持者が生まれるのか?

激動の予感を感じさせての、東京ドーム開幕となった。

2021年のスタートを切る男はいったい誰なのか?

期待の膨らむ、「レッスルキングダム15」の内容を見ていこう。

KOPW2021を最初に手にするのはファレ?はたまた矢野か?

2020年、KOPWを欲しいと訴え始めたファレ、3度のKOPW2020トロフィーを破壊するも、ファレがそのトロフィーを手にすることはなく、年が明けた1.4東京ドームで、2021年のトロフィーをかけて、21選手参加の「KOPW2021」進出権争奪が行われた。

最後まで勝ち残った4選手が、翌日の1.5東京ドームで「KOPW2021」決定戦に進出することができる。

激しいぶつかり合いを繰り広げるも、一人二人とリングから落とされていくなか、リング上にはバッドラック・ファレ、チェーズ・オーエンズ、BUSHIの3選手が残ったところで、矢野は、入場のみ戦わずして1.5の東京ドーム戦に進出となった。

1.5での決勝戦では、矢野がファレとオーエンズに背後から634を炸裂し、すかさずBUSHIをカバーし、3カウントを奪い、まんまと矢野が『KOPW 2021』を獲得することとなった。

高橋ヒロムに手に石森太一が持つIWGPジュニアヘビーのベルトさんはやってくるのか?

2020年「BEST OF THE SUPERJr.」で、高橋ヒロムの手には優勝者が手にするトロフィーさんがやってきた。

次に狙うは、石森太一が持つIWGPジュニアヘビーのベルトさんか!と思いきや、その前に、戦いたい相手がいると挑戦状を叩きつけた相手は、「SUPER J-CUP」優勝者のエル・ファンタズモだった。

1.4東京ドームで、ついにエル・ファンタズモとの一戦が組まれた高橋ヒロム。

試合は、ファンタズモのシューズに何か仕込まれているのでは?という疑念を残しながら進み、ヒロムは試合中何度か苦戦を強いられてしまう。

が、そこはベルトさんを手にするまでは、石森を倒すまでは俺は倒れるわけにはいかない、と言わんばかりに、切り返し、戦い、フェンタズモから勝利を奪った。

1.5東京ドームでは、ついに石森太一が持つIWGPジュニアヘビーのベルトさんを手に入れるチャンス!

石森は、ヒロムの方を狙い撃ち、集中攻撃をかける。

普段はどこか冷静さを感じさせることの多い石森だが、高橋ヒロムを目の前にすると、感情の壁が崩れたかのように、感情をあらわにし、ヒロムを追い詰める。

しかし、ヒロムも押し返し、石森の動きを止め、最後はTIME BOMBⅡで勝利!

これで、高橋ヒロムの手中にはジュニアのトロフィーさんとベルトさんがやってきたことになる。

このベルトさんに、次に挑戦表明をするのはいったい誰なのか?

2日間東京ドームのメインイベントで戦えるこんなワクワクすることはないと言っていた内藤哲也は二冠王座を保持できるのか?

1.4の東京ドームで、自ら指名した飯伏幸太との二冠王座戦。

2020年の東京ドームから二人の中には、納得のいかないものがあった。

その気持ちを一年間抱え、ようやくかなったこの1.4東京ドームでの、二冠王座戦。

内藤哲也と飯伏幸太は同い年のライバル同士だ。

これまでの戦いの集大成と言っていいだろう、両者の顔には楽しみで仕方がない、でも絶対負けないとでも言いたげな微笑みすら浮かんでいるように見える。

そんな熱きライバル同士の戦いは、飯伏幸太の神ゴェで幕を閉じた。

飯伏幸太の勝利が決まっても、飯伏本人すらまだ試合が終わっていないと錯覚させるような、ぶつかり合いの末、二冠王座は内藤哲也から、ライバル飯伏幸太の手に直接手渡された。

さらには、内藤が飯伏の腕をとり、高く勝利の腕を上げた瞬間、会場は同い年のライバルとお互いが認め合っている男と男の熱い心に、引き込まれただろう。

でも、この二冠王座戦はまだ終わらない。

翌日の1.5東京ドームでの、ジェイ・ホワイトとの一戦が待ち構えている。

G1覇者である飯伏幸太から、この権利を奪い取った男だ。

前日の内藤との一戦で激しい戦いをした後とは思えないほど、清々しく、そして、熱い視線でリングに登場する飯伏幸太。

迎えるは、俺が絶対に勝つ、飯伏が二冠を手にするのはたった一日だけだと言い放っていたジェイ・ホワイト。

ジェイは、お得意のインサイドワークで飯伏にダメージを与えていく。だが、飯伏も対抗し返していく。

終盤には、相変わらずの外道の介入もありピンチの場面を迎えた飯伏だが、飯伏の怒りのスイッチを押してしまったジェイに対し、神ゴェを後頭部へ突き刺し、続けて正面からの神ゴェを浴びせ、飯伏幸太は48分の熱い戦いを終えた。

その手には、1.4で手にした二冠がまた戻ってきた。

その二本のベルトを大切に、抱え込み、勝利を噛みしめている姿は、ベルトに対しての飯伏の思いをそのまま表しているようにも見える、ようやく手に入れた、ようやく二冠王者になった、そんな感極まった飯伏幸太の表情は、2021年は飯伏幸太の年になる。

そんな予感さえも感じさせる。

そこへ、スーツ姿の男が一人現れた。

その男、SANADAは、マイクを手にリング上にいる飯伏幸太に丁寧に、そして、自分からの挑戦というギフトを受け取ってほしいと言っている。

以前、オカダ・カズチカにIWGPの挑戦をしたときも、この男はスーツ姿で現れた。

今回も同じく、王者に敬意を払うように、一人のプロレスラーとして、一人のプロレスを愛する男として、一人の挑戦者として、飯伏幸太の前に立った。

もちろん、飯伏幸太の答えはYESだった。

両者は、握手を交わし、これからの二冠王座戦を誓い合った瞬間だ。

まとめ

2021年も新日本プロレスからは目が離せない。

そして、初防衛を激戦の中勝ち取った飯伏幸太の進む道が、どんなものなのか、どんな景色見せてくれるのか。

ファンにとっては、楽しみでもあり、新しい一年の始まりでもあるのではないだろうか。

毎年、1.4・1.5の東京ドームでは、色々な選手同士の因縁が生まれ、様々な戦いの火ぶたが切って落とされる。

そうして、2021年もまた、新日本プロレスの新たな一年が始まっていく。

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