1年ぶり有観客興行で棚橋弘至がロサンゼルスで日本人初のUS王者戴冠に大歓声!会場は大タナハシコールの嵐。ロスから世界に、日本に向けて「愛してま~す!」

iwgp・usヘビー

新日本プロレス・ストロング、14日(日本時間15日)にロサンゼルス大会で行われた『カードファイト!! ヴァンガード overDress Presents RESURGENCE』で、IWGP・USヘビー級選手権に、棚橋弘至が挑戦し、第9代目王者のランス・アーチャーを撃破。

日本人初のUSヘビー第10代王者に輝いた。

会場内は、ランス・アーチャーへのブーイングが吹き荒れ、大タナハシコール、エースコールが渦巻いた。

IWGP・USヘビー級選手権とは?

IWGP・USヘビー級は2017年に設立された。

初代王者は、ケニー・オメガが君臨し、その後、ジェイ・ホワイトやCodyなどが戴冠している。

2020年の東京ドーム大会で、ジョン・モクスリーが、ランス・アーチャーを倒し新王者となった。

新型コロナウイルス感染症の蔓延により、1年ほど防衛戦が行われず、2021.2月のアメリカ大会でKENTAが挑戦するが、戴冠ならず。

その後、永田裕志も挑戦するが戴冠ならず、AEWでランス・アーチャーが、ジョン・モクスリーに挑戦し王者に返り咲いた。

ランス・アーチャーは、ヒクレオとの防衛戦を得て、今回、棚橋弘至がベルト奪還に名乗りを上げたのだ。

ベルトとしての歴史は、浅いものの挑戦権をめぐって、KENTAや永田裕志、ジェイホワイトなどが、幾度も争っている。

そのUSヘビー王座に、ついに日本人初戴冠を果たした、棚橋弘至はこれからの新日本プロレスに、プロレス界全体に、新たな太陽を見せてくれたと言ってもいい。

試合後の棚橋弘至のツイッターには、「歓声があったよ。少し先の日本の未来を見て来た。」「希望があったね」とコメントが上がっている。

そうだろう、激しい試合、興奮する試合は、現在の新日本プロレスのリング上でも繰り広げられている。

だが、USヘビー王座は、日本人初!

これが、どれほどファンの心を揺さぶるだろうか。

私も、試合を観ながら、何度も叩きつけられる棚橋弘至の姿に、あー危ない、3カウント入るんじゃないだろうか・・・。

そんなソワソワした気持ちが続く中で、最後の最後に必殺技・ハイフライフロー3連発で、ランス・アーチャーから3カウントを取った瞬間は、ガッツポーズをしてしまった。

新たな希望をありがとう。

7.25東京ドーム大会で鷹木慎吾に敗れるも、ちょっくらUSヘビーに挑戦!このポジティブさは新日本プロレス歴代2位?

一時は、試合後のバックステージコメントで、弱音を吐くことも多かった棚橋弘至。

だが、飯伏幸太が誤嚥性肺炎で欠場となり、飯伏幸太の代わりに新日本プロレス・IWGP世界ヘビーに挑戦することになった。

7.25東京ドーム大会では、惜しくも現王者・鷹木慎吾に敗れてしまったが、その前日に柴田勝頼からの一言で、一気に元々のポジティブ棚橋弘至が蘇ったと言ってもいい。

ロサンゼルスから、棚橋弘至の試合解説にやってきた柴田勝頼から、言われた一言は大きかったと思う。

棚橋弘至自身も、ツイッターであの一言で、体が熱くなるのを感じたとコメントしている。

うん、やっぱり柴田はいい。

私は、もう一度柴田勝頼の試合が見たいと、常々思っているが、現在は新日本プロレス・LA道場のトレーナーになっているため、そうそう、会場でも柴田勝頼の姿を見ることはできない。

そんな中、会場に柴田勝頼がいる。

それだけで、私の胸は高まり、柴田勝頼の姿を見た瞬間、しかも、試合解説のストレートな物言いを耳にできたことに、感動すらしてしまったのだ。

そして、解説の高橋ヒロムが、このポジティブさはプロレスラーには大事だとコメントしていた。

その中で、新日本プロレスでのスーパーポジティブ順位1位は自分で、棚橋弘至は2位だとも話している。

この時の言葉に、負けても次から次へと自分のチャンスを掴みに行くのは、プロレスラーには大事なこと。負けちゃったなーといつまでもうじうじしているのは、その時点で終わってる」というニュアンスのコメントをしていた。

この言葉、もしかしたら、現在スランプに陥り気味のあのレスラーに向けての励ましなのかもしれない。

私個人としての見解だが、そう思ってしまった。

IWGP・USヘビーのベルトちょっくら取らせていただきます!

棚橋弘至は、デビュー17年目になっている。

その中で、NEVER無差別級王座を1回。

IWGPインターコンチネンタル王座を2回。

IWGPヘビー級王座を過去最多である8回。

戴冠している。だが、IWGP・USヘビーだけは取ったことがないのだ。

そこで、今回の挑戦表明となり、ちょっくら本当にIWGP・USヘビー王座を戴冠。

王座の座に返り咲いたのだ。

何事もあきらめないことのすごさと、大切さを教えてくれた、そんな1戦だった。

棚橋弘至、USヘビー王座に戴冠以外にも、今回のロサンゼルス大会はサプライズと興奮が吹き荒れた

今回、ロサンゼルス大会には、棚橋弘至以外にも、日本の新日本プロレスから参戦している石井智弘がいる。

こちらも、ランス・アーチャー同様2mを超える対戦相手だが、激しい激闘の末、さすが石井智弘!とうならせるほどの試合を見せ、勝利を収めている。

さらには、NEVERのベルトを防衛したばかりのジェイホワイトに、挑戦表明までした石井智弘。

あの、ドストレートな真っ向勝負をする石井智弘が、私は大好きだ。

さらには、先日海外遠征に旅立った、ヤングライオン・上村裕也も海外初参戦で、勝利を手にした。

そして、リング上でマイクを取ると、LA道場で強くなると、柴田勝頼に受けてLA道場入門を希望した。

もちろん、柴田勝頼の答えはYESだ。

こんな光景を見れるのは嬉しい。

上村、海外でいまよりももっと強くなって、日本のリングに帰ってくる日を楽しみにしています。

棚橋弘至はいつまでロサンゼルスにいるのか?

試合後、ランス・アーチャーがマイクを取り、棚橋弘至にリスペクト的なコメントを伝えた。

最後は、日本語で「ありがとうございます。棚橋さん」と頭を下げた。

その言葉に、「またやろう、また帰ってくる」と言葉を帰す棚橋弘至。

さらに、ファンに向けても、ありがとうを連呼し、また戻ってくると宣言した。

最後の締めは、ロサンゼルスのファンもよくわかっている、棚橋弘至のエアギター、さらにアンコール。

そして、会場中、大合唱の「愛してま~す」で締めくくった。

棚橋弘至がIWGP・ヘビー王者になったことで、今回ジョン・モクスリーの相方Xとして登場した永田裕志、ジョン・モクスリー、KENTAが次の挑戦者として、声を上げるのか?

はたまた、まったく違う挑戦者が現れるのか?

これからのUSヘビー王座の行方も楽しみになってきましたね。

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