8.9に開幕したスーパージュニアタッグリーグ2021は、石森太二&エル・ファンタズモが優勝を目前に控えた8.16後楽園ホール大会で、予想外の大波乱が会場を騒然とさせた。
- まさか、あのSHOが・・・。あれほど慕っていたYOHへの裏切りともいえる行動に石森太二、エル・デスペラード、高橋ヒロムが苦言を呈す
- YOHの後ろ向きな言葉にも、俺たち2人なら大丈夫。そう言い続けていた。なのに
- 今回のスーパージュニアタッグリーグ2021決勝戦の8.17後楽園ホールで、この2人がどう動くのか?
- スーパージュニアタッグリーグ2021は、全勝(勝ち点8点)の石森太二&エル・ファンタズモ組vsエル・デスペラード&金丸義信組 どちらが優勝するのか?
- 石森太二&エル・ファンタズモに金丸義信がマイクアピール!スーパージュニアタッグリーグの優勝なんていいんだ、お前らの持ってるベルトやるからな
- これだからプロレスは面白い
まさか、あのSHOが・・・。あれほど慕っていたYOHへの裏切りともいえる行動に石森太二、エル・デスペラード、高橋ヒロムが苦言を呈す
誰もが、開いた口がふさがらないほどの衝撃を受けたに違いない。
欠場していたYOHの復帰を2020年待ち続けていたSHO。
その思いを胸に、シングルで高橋ヒロム、エル・デスペラードすらも認めるほどの飛躍を見せた。
それでも、YOHさんと一緒にジュニアタッグを狙うと言い続けていたSHO。
スーパージュニアタッグリーグ2021も、大詰めにきた8.16まで全戦0勝だった2人。
どこに着地して良いのかわからない、近い未来も、遠い未来も見えない、パートナーに迷惑をかけていると、スランプ気味だったYOHを支え続け、励ました続けたSHOに、何が起こったのか?
8.16後楽園ホール大会で、エル・デスペラードの技に悶絶するYOHを助けに入ると思いきや、まさかの場外へ。
さらに、エル・デスペラード&金丸義信には、どうぞと両手を広げたSHO。
優勝決定戦を目前に、新日本プロレスのリングで、ウィル・オスプレイ以来の裏切り?ともいえる大波乱が起きた。
普段みせる、好青年の顔はリング上にはなく、まるで別人?ともいえるSHOの表情、そしてマイクを持ったSHOから出た言葉に、会場中が、いや新日本プロレスファンが、一瞬何が起こったのかすらわからなかったのではないだろうか。
個人的な思いを述べれば、SHOはよく耐えたと思う。
しかしだ、今回のこの行動に石森太二、エル・デスペラード、高橋ヒロムは苦言を呈している。
今回は、普段の試合とは違う。
スーパージュニアタッグリーグの真っただ中だ。そして、最終戦を控えていたときに、このSHOの行動は、試合を無くすことと同じなのである。
そういうタイミングでの行動はどうかと思う、この落とし前はきっちりつけさせてもらうといった声も上がっている。
YOHの後ろ向きな言葉にも、俺たち2人なら大丈夫。そう言い続けていた。なのに
そんなSHOの姿を見ていたファンの多くは、今回のSHOの行動に唖然としながらも、心のどこかでいたしかたない・・・と思った部分もあるのではないだろうか。
SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021のこれまでの試合を観ていても、YOH自身の体も気にかかるところは多かった。
だが、過去3度の優勝を手にしてるこの2人なら・・・と願うファンも多かったと思う。
今回のスーパージュニアタッグリーグ2021決勝戦の8.17後楽園ホールで、この2人がどう動くのか?
はたして、CHAOSに残るのか?バレットクラブに行くのか?エンパイヤに行くのか?
様々な予想が飛び交っている。
ただ、8.14長野大会のバックステージコメントで、2人は腹割って話そうと、控室に戻っていったという。
私個人の見解でいえば、今回のこの大波乱は、この時の2人の話し合った結果の行く末なのではないか?
YOHの気持ちを汲んで、あえて、あの好青年であるSHOが悪役をかって出たのではないだろうか?
そう思えてならない。
そう思う反面、今回のスーパージュニアタッグリーグ2021でのYOH、SHOを見ていて、感じていたのは、SHOが、ガツンとYOHに喝を入れてもいいのではないか?
どこかで一度、離れてみることも考えてもいいのではないか?
そんなことを思ってもいた。
8.17後楽園ホール大会で、何が起こるのか?
ハラハラドキドキしながら、試合開始を待っているファンも多いのではないでしょうか。
もちろん、私もその一人だ。
8.17試合解説に登場した、高橋ヒロムは、もともとの、本来のSHOが出てきた、正体現したなと思っているとコメントしている。
だが、8.17後楽園ホール大会では、何事もなかったかのように、スーパージュニアタッグリーグ2021優勝決定戦の熱い闘いがリングでは行われ、これといったSHOとYOHの動きはなかった。
あまりに静かすぎるこの2人の動きに、ちょっと不気味さすら感じているファンも多いと思う。
今後、どのように動いていくのか?
まだまだ気になるところではあるが、少し待つことにしよう。
スーパージュニアタッグリーグ2021は、全勝(勝ち点8点)の石森太二&エル・ファンタズモ組vsエル・デスペラード&金丸義信組 どちらが優勝するのか?
いよいよ優勝決定戦に突入した。
エル・デスペラード&金丸義信vs石森太二&エル・ファンタズモの一戦。
気を付けたいのは、エル・ファンタズモの右足から放たれるサドンデスだ。
リング上では、4人が楽しんでいるように見えつつ、一歩も譲らない、優勝をかけた激戦が繰り広げられた。
終盤、エル・デスペラード&金丸義信組に勝利の兆しが見えたところで、最初に金丸義信が、エル・ファンタズモのサドンデスを腹に一発喰らってしまう。
続いて、エル・デスペラードの顔面にも放たれた脅威のサドンデス。
あー、石森太二&エル・ファンタズモ組の勝利なのか・・・。
私の予想は、エル・デスペラード&金丸義信だったが、石森太二がエル・デスペラードを抑え、カウントが取られるのか、悔しいなと諦めかけた瞬間。
レフェリーは知っていた。
そう、試合を観ている誰もが一瞬、サドンデスに意識がいって忘れていた試合権利は金丸義信にあることを。
そこで、一気に逆転、私の予想通り、エル・デスペラード&金丸義信組が勝利し、優勝したのだ。
石森太二&エル・ファンタズモに金丸義信がマイクアピール!スーパージュニアタッグリーグの優勝なんていいんだ、お前らの持ってるベルトやるからな
多くの場合、試合で勝利したときにマイクアピールをするのはエル・デスペラードだ。
でも、今回は違った。
そう、今回は金丸義信がマイクを取った。
エル・デスペラード&金丸義信組が持っていたIWGPジュニアタッグのベルトをもらいに行くと宣言したのだ。
挑戦させろじゃなくて、やる!という宣言だ。
お前らが持って価値の下がったそのIWGPジュニアタッグのベルトをかけて、また、ジュニアの熱い闘いが繰り広げられる。
そんなワクワクした気持ちを、熱い思いを抱かせてくれる一言だ。
すでに、9.5メットライフドームで復帰の決まっている高橋ヒロムは、IWGPジュニアのベルトに挑戦することが決まっている。
そして、もし9.4メットライフドームで、IWGPジュニアタッグ選手権が組まれて、エル・デスペラード&金丸義信が奪還したら。
もし、そこで高橋ヒロムは王者になれば、2020年、高橋ヒロムの大胸筋断裂で挑戦できなかった、そして見ることができなかったジュニアタッグの試合が見れるかもしれない。
エル・デスペラード&金丸義信vs高橋ヒロム&BUSHI
この4人の闘いが観れる。
一気に、これからの新日本プロレスのマットへの期待が膨らむ。
まだ、全カードが発表されていないが、この6人の闘いが、それぞれに熱く、興奮の渦を起こしてくれることは、ファンならば知っている。
だからこそ、期待が膨らむし、金丸義信のこの一言は、8.16の騒然とした、モヤっとした気分を一掃してくれたと思う。
これだからプロレスは面白い
8.16後楽園ホール大会。
確かに唖然としたし、何が起こったかわからない、状況をのみこむのに、ファンも解説者も、そしてその場にいた選手も、時間が必要だった。
でも、でもだ。
こういうことがあるから、こういうところもプロレスの楽しみの一つだ。
一日たって、小島聡のツイッターをみて思い出した。
そうだ、こういうところもひっくるめて、プロレスの楽しみなんだ。
改めて、そんなことを思い出せてくれた小島選手、ありがとうございます。
毎回、EVILやディック東郷の乱入で、盛り上がっていた会場が一気にクールダウンしてばかりよりも、こんなプロレスならではの大波乱があるほうが、プロレスを好きでいて良かったと思える。
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