長瀬智也の最後のドラマと言われている「俺の家の話」では、能楽とプロレスラーという全く別世界を介護を通して描いている。
親の介護は、いつか誰にでも訪れる、人生の中に起こる1つの課題のようなもの。
その介護を、楽しく、そして家族全員が真剣に向き合うストーリー。
その「俺の家の話」の第7話は、父の寿三郎の介護度が上がったりと、またまた問題が起こる。
家族旅行から戻った観山家に新たな問題が!
家族旅行から家族の関係も良くなり始めたころ、さくらが寿一にプロポーズの返事を求めたり、寿一の息子・秀生の親権を、元妻ゆかから寿一に変更する話し合いがあったり、さんたまプロレスの後輩・プリティ花が体幹を鍛えるために、観山家にやってくる。
冒頭から問題がてんこ盛りな状態。
11連敗中のプリティ花に、長州が体幹を鍛えろと伝えたことがきっかけで、観山家にやってきた花の登場で、父・寿三郎に世阿弥マシンであることがバレルのでは?と心配になる寿一。
ネット上では、すでに、ブリザート寿が世阿弥マシンなのでは?と話題になっていることも気になる寿一。
元妻・ゆかとの親権争奪戦のゴングが鳴ったと思ったら、離婚の本当の理由が明かされる
すんなりと進む予定だった息子・秀生の親権変更の話し合いに、ゆかの現在の夫が。まさかの秀生の父親になりたいと割り込んでくる。
話し合いが始まり、結婚に至った話では、大阪城ホールで寿固めを決めながら、プロポーズされたとか、出会いはファンレターを書いて、ファンの集いで出会ったなど、実際のシーンを想像させるような、羨ましささえ感じる話だった。
ここまでは良かったのだ、だが、寿一が離婚に至った原因を海外に2年行っている間に家庭を顧みなかったなどと話し始めると・・・。
突如、元妻・ゆかから、2LDKの家で殺気を放っている、海外に行って帰ってきたから離婚したんだ。
秀生の親権は譲らない、もう会わないで、能の稽古も行かせないと言って去ってしまう。
自分の思っていた離婚の原因と全く真逆だったことに戸惑う寿一。
能の面(おもて)が盗まれたり、寿三郎の介護度が上がったりと、まだまだ問題は起こる予感
一難去ってまた一難と言わんばかりに、次に起こった問題は、能ではとても大切な面(おもて)が、体験で来ていた外国人に盗まれる問題が起こる。
昔の彼女に面(おもて)を渡したことすら忘れている・・・と、寿三郎に検査入院を勧める。
検査入院から戻った寿三郎の介護度が、要支援2から要介護2に上がってしまったことで、また生活が一変する可能性がでてきた。
寿三郎が検査入院をしている間に、観山家では能の面(おもて)や衣装の確認、寿三郎の部屋の持ち物チェックを行った。
その持ち物の中に、プロレスラー・ブリザード寿だった時の週刊プロレスなどが見つかる。
プロレスラーに限らず、やはり親としては雑誌に掲載されたりすると、取って置くものなのだなと、微笑ましい1シーンだ。
※週刊プロレスは、ベースボールマガジン社から毎週水曜日に発売されている、プロレス情報の週刊誌。
プロレスラーの寿一、父親としての寿一はファンから見た長瀬智也の大きさに似ている
さくらが寿一に、寿一は物理的にもだけど、存在が大きい。
東京スカイツリーも大きくて、近くだと見えない、でも離れるとよく見える存在。
と、寿一を東京スカイツリーに例える言葉がある。
ドラマだけを見ていると、寿一のことのように思えるが、TOKIOの長瀬智也として、テレビ番組やこれまでに出演していたドラマでの演技をみても、そのまま「長瀬智也」に当てはまるように思う。
その存在を、違う視点から見ているのが、息子・秀生が書いた作文にも表れている。
お父さんがプロレスラーだった時は、プロレスラーに憧れ。
能をやったら、能に憧れ。
お父さんみたいになりたいと思う。お父さんはかっこいい。
息子からのこの言葉は、息子と真摯に向き合ってきた寿一のこれまでが、ここに集約されたように感じる。
そう思った瞬間、役柄は関係なく、実際に会ったことはないからわからないけど、長瀬智也という人は、存在も、懐も大きな男性なのではないかなと思ってしまう。
世阿弥マシンの決めポーズと決めセリフは永田裕志がモデル?
普段、新日本プロレスを観ていて、今更ながらどこかで聞いたことがある決めセリフだな・・・と思っていたら「ゼア」と決めポーズが「俺の家の話」の中にありました。
世阿弥マシンが言葉を話すときに、最後の「ゼア」とつけています。
最初は世阿弥の「ゼア」だと思っていたのですが、決めポーズもどこか、新日本プロレスレスラー・永田裕志に似ているような(笑)
さずが新日の第3世代と言われている、永田裕志。
永田裕志がモデルかどうかは、わかりません。
ここは完全に、わたしがそうかなと思っているだけなんですけどね(笑)
世阿弥マシンのマスクは、もしかしてBUSHIとドラゴンリーの合体なのか?
世阿弥マシンのマスク、あまりにはまっていて、こちらも似ているなーと思いながらも思いつかなったのですが、ふと思い出したんです。
世阿弥マシンのマスクバックにヒラヒラと2本の短冊のようになびいているもの。
それは、現在ROHにいる(以前は新日本プロレスリングにも上がっていた)ドラゴンリーのマスクのバックに似ています。
ドラゴンリーのマスクの表側は、ちょっと違うので、他のマスクで考えてみると、新日本プロレスレスラー・BUSHIのマスクに似ているかもと思います。
こちらも、わたし個人が似ているなと思っているだけなので、実際のモデルはわかりません(笑)
親の介護のために、プロレスレスラー引退した寿一。
1話からいきなり、プロレスから離れるの?そんなことを想いながら見ていると、能楽者でありながら、プロレスレスラーとしてリングに立つという、奇想天外な発想が面白いですよね。
実際に、こんな風になっているレスラーがいるのだろうか?
いたら面白いのに・・・と思ってしまいます。
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