【新日本プロレス】鷹木&SANADAがタッグ王者から金星をとって連勝阻止に成功!

11月19日(木)、東京・後楽園ホールで行われる三連戦二日目『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』第4戦。『WORLD TAG LEAGUE 2020』の公式戦3戦目の、試合結果を追っていきます。

O-カーン組 WTL2勝!30日のEVIL狩りに気合満々

『WORLD TAG LEAGUE 2020公式戦』・グレート-O-カーン&ジェフ・コブ(1勝1敗)vsバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ(0勝2敗)

THE EMPIREが、BULLET CLUBと初遭遇を果たす一戦。

BULLETタッグはゴング前早々に、ファレがオーカーンにマイクコードで首を絞めるなど、許しがたい攻撃を浴びせるが、THE EMPIREも真っ向から、2段蹴りから雄々しいモンゴリアンチョップを決めて反撃する。

終盤、オーエンズに狙いを定めて集中砲火を浴びせ、アイアンクローで捕らえてから、ファレに投げつけ場外に追いやり分断させる。

最後はコブがツアー・オブ・ジ・アイランド(変型パワースラム)でオーエンズから勝利を奪った。

バックステージで、O-カーン選手は「BULLET CLUBの支配も、もうすぐだなぁ~。次の後楽園、キング(EVIL)、楽しみだなぁ~~!」と、まだ先のEVIL撃破にターゲットを絞っているようですね。

にしても、あのマウスピースもう少しいいモノがなかったのだろうか(笑)

開幕二連敗の棚橋&ヘナーレ組は、前年度覇者のジュース&フィンレーを打ち崩せるのか?

『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦・棚橋弘至&トーア・ヘナーレ(0勝2敗)vsジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー(1勝1敗)

ゴング前、毎度おなじみとなっている、棚橋のマッスルポージングタイムに、今回はヘナーレはマッスルポージングに加わる。

すると、ジュース&フィンレーも同じようにマッスルポージングで、本隊同士の応戦合戦。

先発の棚橋とフィンレーはフライングメイヤーからヘッドシザースの攻防を繰り広げる。

そして、棚橋はエアギターを披露する余裕を見せる。

開始直後の棚橋は、痛めている膝を使わないようにしているかのように、相手を動かさせる作戦で、試合は展開していたが、ジュース&フィンレーの作戦会議もあってか、は巧みなチームプレーで攻め立てられる。

終盤、ジュースがドラゴンスクリューで棚橋を排除し、ナックルでヘナーレの動きを止めると、豪快なドゥームズデイ・デバイスを炸裂し、ジュース&フィンレーが勝利を収めた。

これで、ジュース&フィンレーは公式戦2勝1敗になり、棚橋&ヘナーレは3連敗と、さらに厳しい状況となってしまった。

バックステージで棚橋選手は「結果は出てないけど、去年組んだ時よりも絶対コンビネーション良くなってる、去年よりチームとして良くなってる」と言いながらも、またもや自分を責めるように「俺が悪い。ヘナーレはいい」を数度繰り返していましたね。

BULLET CLUB同門対決!全員でToo Sweetサインをかわすがその結果は?

『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦・G.o.D(1勝1敗)vsEVIL&高橋裕二郎(2勝0敗)

ゴング前に全員でToo Sweetサインを交わすも、すぐさまEVIL&裕二郎がG.o.Dに襲いかかる。が、さすがG.o.Dはこの動きを読んで反撃する。


タマはサードロープを用いて裕二郎の首を攻め立て、ボディスラムからカバーするがカウントは2でストップ。


G.o.Dは裕二郎に連携のネックブリーカーを仕掛け、さらにスイッチしたロアはブレーンバスター、ブルーサンダーと裕二郎をたたみかけにいく。


勢いに乗るG.o.Dは裕二郎にセントーン・アトミコを連発するが、終盤、互いのセコンドが介入し、予想していた6人タッグの混戦模様に。

邪道が裕二郎を竹刀攻撃でひるませると、すかさずロアが強烈なラリアットを炸裂してからOJKにつなぎ、裕二郎はたまらずギブアップ。

これでG.o.DとEVIL&裕二郎組、共に2勝1敗になりますね。

バックステージでは、タマ選手が意外なコメントを残しましたね。

「まずはEVIL…BULLET CLUBにようこそ。今日はお前の加入を祝うちょっとしたパーティーだった。これでお前は正式にBULLET CLUBの一員だ。『G1 CLIMAX』ではゴタゴタしてたみたいだが、もう忘れよう。ファミリーにようこそ! 」

と、ジェイ選手の意向とは違う動きになっているように感じますね。

ジェイ選手が戻ってきてからのBULLET CLUBがどうなるのか?気になるところです。

CHAOS同門対決!石井組貫禄勝利!

『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦・後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(1勝1敗)vs石井智宏&矢野通(1勝1敗)

後藤&YOSHI-HASHI組は石井と共にNEVER6人タッグ王座を保持している。今回は敵味方にわかれて激突は見どころ満載。

石井、後藤&YOSHI-HASHIはNEVER6人タッグのベルトを携えリングイン、矢野は「KOPW2020」のトロフィーを手に入場するが、ここで、矢野が「自分だけが仲間外れだ、三人は同じベルトを思っている」と駄々っ子のように騒ぎ始めた。すると、石井が俺は味方だと矢野の肩を叩き、なだめるシーンが見られた。

CHAOS同門対決は、それぞれが持ち味を発揮し、めまぐるしく攻守が入れ替わる、目が離せない試合展開の中、矢野がいつもの早わざで、コーナーパッドを外そうとするもと、YOSHI-HASHIが「ダメ!」と制する。

攻撃で相手をなだめる、抑える光景はよく見るが、まさかの言葉で相手の攻撃を抑え込む、珍しい展開。

後藤&YOSHI-HASHIは矢野にダブルのショルダータックルから、ダブルのヒップトスから太鼓の乱れ打ちをくらわし、続けて石井にも太鼓の乱れ打ちを炸裂させた。


先ほど外すことをあきらめた矢野が、いつの間にか外していたコーナーパッドで後藤&YOSHI-HASHIを殴打する。


さらに矢野は金具むき出しのコーナーにYOSHI-HASHIを叩きつけ、「ごめんなさーい!」と叫んびながらも、ストンピング。

最後は石井が垂直落下式リバース・ブレーンバスターで粘るYOSHI-HASHIを沈めて石井組の勝利。

バックステージで、石井組はノーコメントで控室へ。後藤選手とYOSHI-HASHI選手は、まだまだこれからと気合いをお互いで注入しあっているように見えましたね。

いよいよ始動!新生L・I・Jタッグはタイチ&ザック・セイバーJr.のWTL連勝を食い止められるのか?

『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦・鷹木信悟&SANADA(1勝1敗)vsタイチ&ザック・セイバーJr.(2勝0敗)

鈴木軍タッグは入場コスチューム姿のまま、ゴング前から奇襲攻撃を仕掛ける。

鷹木は相手コーナーのタイチにショルダータックルをくらわし、ザックにはSANADAと共に流れるような連携攻撃をみせ、最後に鷹木がニードロップを食らわせた。

タイチは鉄柵にSANADAを叩きつけ、ケーブルでチョーク攻撃、タイチがSANADAをリングに投げ入れた思いきや、ザックと共にロープ際でSANADAの顔面を踏みつけると、レフェリーが反則カウントを取ると、カウント4で共に両手を挙げるという、鈴木軍ならではのちょっとおちゃめなシーンを見せるが、レフェリーは「足だよ!」と注意する。

鈴木軍タッグはSANADAに的を絞り、踏みつけていたぶるを繰り返し集中攻撃を連続する。

さらに、SANADAのノドを狙った攻撃は止まることなく、タイチはセカンドロープを使ってSANADAのノドを攻め立てる。


追い打ちをかけるように。タイチからスイッチしたザックもSANADAにネックロック。

この厳しい状態をSANADAはロープエスケープ。


タイチはチョークをしながらSANADAをカバーし、レフェリーにカウントを要求するが、レフェリーはチョークを注意し、カウントなし。

鷹木が鷹木式タイチ式外道クラッチを、鷹木式ブラックメフィスト、タイチはタイチ式ラストライド、鷹木にタイチ式外道クラッチと、もう若干、どれがどの技なのかわからなくなってしまうような攻防を繰り返し、終盤、SANADAはドラゴンスリーパーでタイチをブン回し、鷹木にパス。

すかさず鷹木が、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決め、タイチから3カウントを奪取した。

接戦を制したL・I・Jタッグはこれで2勝1敗となり、鈴木軍タッグは、9勝0敗だと豪語していた宣言に、早くも終止符の初黒星になったが、鈴木軍も2勝1敗だ。


試合後、SANADAは鷹木にマイクアピールを譲ったが、鷹木は「おまえの声が聴きたいんだ」と、SANADAにマイクアピールを促す。

鷹木に促され、マイクを握ったSANADAは「ハッキリ言って、いままでのタッグパートナーの中でとなりの“TKG”が一番好きです」と、コンビ仲のよさをうかがわせるマイクアピールでリングを降りた。

バックステージで、SANADAはノーコメント。

鷹木も同じくノーコメントだと言いつつ、黙ってられるわけがない(笑)「俺とSANADAで優勝することだ」と言葉を残した。

まとめ

CHAOSの同門対決は、矢野選手の観客をわかすパフォーマンスで、毎回笑いが止まらないが、石井選手とのタッグはテンポよく、お互いがいいタイミングでスイッチをしあう辺りは見事ですね。

後藤選手&YOSHI-HASHI選手は、今回あまり「せーの」の掛け声がなかったようにも感じますが、どんどん強くなるYOSHI-HASHI選手のこれからの活躍が、一段と楽しみなる一戦でした。

メインの鈴木軍タッグとL・I・Jの新生タッグも、中盤にかけてSANADA選手を狙い撃ちする状態でしたが、両タッグ引かない試合展開で、ハラハラドキドキでした。

でも、やっぱり最後はSANADA選手のラブコールは、かっこよすぎて痺れましたね。

次に、SANADA選手からのギフトが観れる日が待ち遠しいです。

20日(金)の開催の『BEST OF THE SUPER Jr.27』での、ヒロム選手の膝も気になるところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました