高橋ヒロムとSHOのジュニアのベルトを懸けた前哨戦が熱い!①

SHO

2月10日広島でIWGPジュニアヘビー級選手権で戦う王者・高橋ヒロムと挑戦者・SHOが前哨戦で熱い戦いを繰り広げている。

1.17からスタートした前哨戦を振り返りながら、2.10広島での激突まで気持ちを高ぶらせておこうか。

高橋ヒロムとSHOの前哨戦スタート

1.17・後楽園ホール

『Road to THE NEW BEGINNING』開幕戦スタートして、ビッグマッチを控えた高橋ヒロムとSHOの前哨戦が始まった。

入場してくるヒロムはIWGPジュニアヘビー級のベルト、そして、『BEST OF THE SUPERJr.』の優勝トロフィーを携えている。

リングに上がったヒロムは、SHOと至近距離でにらみ合いながら、SHOにベルトをこれでもかと見せつける。

試合序盤、ヒロムがSHOにトップロープ超えのサンセットフリップ・パワーボムを見舞い、場外でヒロムはSHOの顔面を踏みつけ、SHOを挑発していく。

SHOが復活すると、ヒロムとの意地の張り合いで真っ向からぶつかり合う二人。

SHOは、ヒロムをショルダータックルで吹き飛ばし、串刺しラリアット、ヒロムの腕をつかんだまま胸板、背中とキックを連打していく。

さらに、サッカーボールキックからヒロムをカバーするが2カウントで返される。

SHOはヒロムにジャーマンを狙うが回避されるも、スピアーをヒットさせ、ブレーンバスターを仕掛けようとするが、こらえるヒロムに、アームブリーカーを三連発してから、再度ブレーンバスターを仕掛け、ヒロムを強引に叩きつけた。

もう一度、アームブリーカーを狙うSHOだが、ヒロムは飛びつくが、すかさずヒロムを前方にたたきつけ、腕ひしぎ十字を仕掛けたが、ヒロムはこれを返し、ティヘラを仕掛けるも、SHOに空中で捕獲されたが、切り抜けたヒロムにSHOがスピアーを繰り出し、ヒロムは受け止める。

高橋ヒロムとSHOの試合の試合中の躍動感が伝わって目が離せない

高橋ヒロムとSHO、両者の技の読みあい。

ヒロムはカウンターのトラースキックをSHOに見舞い、先に立ち上がり、SHOを引きずり起こし担ぎ上げたが、SHOは回避する。

SHOはラリアットを狙うが、ヒロムは追走式ラリアット、続いてSHOはカウンターのラリアットを炸裂させ、ダブルダウン状態。

高橋ヒロムとSHOの技の読みあい、お互いがそれぞれに心に秘めているジュニアのベルトに懸ける思いが、試合中もガンガンと伝わってくる。

1.18・後楽園ホール/高橋ヒロムとSHOの前哨戦2日目

入場してくるヒロムはIWGPジュニアヘビー級のベルト、そして、『BEST OF THE SUPERJr.』の優勝トロフィーを携えながら、「元気!元気!」とハイテンションで叫びながらの入場。

試合開始と同時にエルボーの乱打を繰り広げるヒロムとSHO。

競り合ったSHOがヒロムをコーナーに詰めストンピングすると、ヒロムはSHOをエルボーで反対側のコーナーに押し込んだ。

続いてショルダータックル合戦で、SHOが競り勝った。

そしてヒロムをまたもやコーナーに追い込み、エルボーからストンピングを仕掛けた。

2日目も、両者の技の掛け合い、一歩も引かない、試合に誰もが目が離せない。

お互いがお互いをいいライバルであり、認め合っているからこその、技の掛け合いが繰り広げられる。

まだまだ始まったばかりの前哨戦。

タッグでの試合カードだが、高橋ヒロムとSHOがリング上でぶつかっている瞬間は、タッグの試合ということさえ忘れてしまうほどだ。

1.17・後楽園ホール/高橋ヒロムとSHOのバックステージコメント

1.17のバックステージのコメントで、SHOは、「俺の初挑戦の相手が同い年の高橋ヒロムだっていうことにめちゃくちゃ運命を感じる。ベルトを懸けてやるならもちろん、俺だって高橋ヒロムがよかった」と言っている。

ヒロムは「とてつもなく長い俺とSHOの前哨戦が始まったばっかだ、今日の感想は、おもしろくて仕方ない。SHOとやりあえるなら、前哨戦が何回あろうが物足りない、物足りなさを感じるんじゃないかって、そしてウズウズしてしまうんだよ。早くSHOとやりたい、早く明日にならないかな。そんな感情がいま、とても嬉しい。17分か18分かわからないけど、これだけやってもまだ、もうすぐにでもSHOとやり合いたい」

続けて

「俺とSHOの最高の試合を見せてやろうぜ、そして、もちろん意識してるよな?広島2.10のメインイベント。2.11の飯伏幸太vsSANADAのIWGPヘビー級選手権とどっちが面白かったかって必ず比べられる。俺とお前だけの戦いじゃない、ジュニアすべてのために、自分のために最高の試合をしてやろう、俺とお前ならできる。楽しみで仕方ない。そして俺が勝つ」とコメントしている。

1.18・後楽園ホール/高橋ヒロムとSHOのバックステージコメント

ヒロムは、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを抜けるかも・・・?なんて冗談を言いながらも、SHOとの試合が楽しくて仕方がないようだ。

「わたし、なんでテンションが上がっているかというとSHOとやるのが凄い楽しいからです。ただただそれだけ。心に余裕がある、いや違う、心からプロレスを楽しんでいる、その言葉につきる。楽しみで、楽しみで仕方ない」

「まだ2試合、2試合でこんなに楽しい。こんなにテンションが上がってしまっているヒロムちゃん、いったいこの先どうなってしまうのか?自分で自分が不安で仕方がない。でもそれを解決してくれるのはSHOでしょう」

と、同世代SHOとの2.10広島に向けて始まった前哨戦を心から楽しんでいる。

それは、試合を観ていても感じるほどに、心の底から楽しんでいることがわかる。

試合中の高橋ヒロムの表情には、余裕ともとれるが、まさに楽しいと叫んでいる、そんな笑みや真剣な表情がある。

一方SHOのコメントは少しつれない感じになっている。

「そういえば2冠チャンピオン、飯伏さんもいた。ずっと俺は飯伏さんの名前、いろんなとこで言葉にしてきた。声を出してきた。文字にもしてきた。だからこそ、めっちゃいいタイミングで旗揚げ記念日があるじゃねえか。旗揚げ記念日、必ずジュニアのチャンピオンとしてメインに立ってやる」

と、高橋ヒロムとの前哨戦が始まったばかりだというのに、2.10広島からさらに約1ヶ月弱先の旗揚げ記念日に飯伏幸太と戦いたい的なコメントをしている。

このコメントに対して黙っているヒロムではない。

後日のバックステージコメントで、SHOのこのコメントに対して、ヒロムの思いを話している。

このコメントについては②でお伝えることにしましょう。

2.10広島に向けた高橋ヒロムvsSHO前哨戦・まとめ

高橋ヒロム、SHOの両選手は、どの試合でもスピード感が半端ない。

SHOは、寡黙に、でも、試合中の表情からも感じられるように、心の奥にいつも炎を燃え滾らせているんだと感じる。

でも、感情的になるというよりは、どこか冷静であるようにも見える。

一方、高橋ヒロムは、試合はテンションだと言っているように、感情が見て取れる、そして、毎回、相手が誰であろうと試合をプロレスを楽しんでいるのだ。

コメントでも、高橋ヒロムのコメントやマイクアピール、入場時のパフォーマンスは、目が離せないほどに面白いし、試合前からワクワクさせてくれる。

まるで、魔法使いなのではないかと錯覚してしまうほど。

でも、この両者のジュニアに対する熱い思いと、ジュニアヘビー級のベルトに懸ける熱い思いは、試合の中で、言葉ではなく、お互いの体と体のぶつかり合いで確認をしあっているようにも取れる、試合を毎回見せてくれる。

ファンも2.10広島での試合への楽しみは、前哨戦を重ねるごとに増していくでしょう。

まだまだ続く前哨戦については、②で。

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