【新日本プロレス】どうなる?WRESTLE KINGDOM15

2020年の大イベントが始まる直前だというのに、早くも新日本プロレスでは、2021年1.4・1.5のカードが決まってきている。

すでに発表されている、11月15日から開催される『SUPER Jr.』の対戦カードもきになるところですが、2021年1月4日・5日に開催される「WRESTLE KINGDOM15」のカードについて、触れてみたい。

初ののG1覇者からの権利証争奪を果たしたジェイ・ホワイト選手が挑むのは?

新日本プロレスの年明け最初の一大イベントとして知られている「WRESTLE KINGDOM」。

2012年から始まった、この大会のメインイベントへの挑戦者権利証システムとして、夏の祭典である、G1 CLIAMX優勝者が、権利証保持者となるのが通例となりつつあった。

だが、今年は違う、いや、何かの歯車が狂ったかのように、そのG1 CLIAMX2連覇優勝を成し遂げた、飯伏幸太選手から、初の権利証争奪という、ゆゆしき事態が起こった。

11月7日に行われた大阪大会で起こった、この、史上初の最短であり、初の権利証争奪に、会場も騒然としたことだろう。

しかも、飯伏幸太VSジェイ・ホワイトの試合では、ジェイ・ホワイト選手の足がロープにかかったままでの3カウントとなり、誰が見ても反則勝利となるわけだが、レフェリーの決定によって、ジェイ・ホワイト選手が、1.4・1.5で、IWGPベルトとIWGPインターコンチネンタルベルトの二冠戦への権利証保持者となってしまった。

11.7の試合結果に納得のいかない飯伏幸太選手は?

その反則行為に、もちろん当事者の飯伏幸太選手は納得がいくわけがない。

バックステージで「(ロープをかけての3カウントは)反則だ。負けてない、全然負けてない」「俺はまだあきらめてないから」と抗議をした。

その気持ちは、ファンも同じだろう。

そんな気持ちを横目に、翌日のジェイ・ホワイト選手と内藤哲也選手の記者会見では、すでに1.4・1.5の対戦相手の話が上がり、

すでに対戦カードが決定している。

この記者会見の場に、飯伏幸太選手も現れるのではないか?そんな期待感もあったが、そこに飯伏幸太は現れなかった。

記者会見で内藤哲也選手が見せる男気

だが、ここで、内藤哲也選手の男気を感じた人も多いのではないだろうか?

記者会見での内藤哲也選手の言葉は、まさに怒りおさまらない飯伏幸太選手へのギフトとも言える。

その言葉を一部抜粋してみよう。

「2日間ともメインイベントでタイトルマッチがしたいな。

なので、1月4日は俺が指名する選手と防衛戦をやらせてもらいますよ」

ファンなら、この言葉の先に飯伏幸太という名前が出ることを、わかっていた、わかっていながら期待に胸が膨らんだのではなかろうか。

そして、もちろん、その指名選手の名は、飯伏幸太選手だった。

その理由は「G1 CLIAMXに優勝し、連覇を達成した姿を見て、悔しかった、そんな悔しい気持ちを抱いたまま、1月5日東京ドーム大会のメインイベントでジェイ・ホワイトの前に立つのは納得がいかない」

さらには、「1月4日に飯伏を倒したうえで、5日にジェイ・ホワイトの前に立っても遅くない」とも言っている。

そして、極めつけはこの言葉だ。

「本当に戦いたいのは、飯伏幸太だからね」

理由に熱いラブコール送ってくれるあたりが、内藤哲也選手の粋なところだと思いますよね。

権利証システムはどうなる?

と、ここで忘れてはいけないことがある。

先ほども少し触れた、2012年から始まった挑戦権利証システムがある。

本来ならば、この権利証システムがあるので、希望が通るのは挑戦権利証保持者とされている。

が、内藤哲也選手はこの部分も、記者会見で触れている。

「指名選手とタイトルマッチがしたい」と自身の希望を表明したうえで、こうも言っている。

「もし、この希望が通ってしまったら、『権利証システムっていったい何だったの?』『来年以降、権利証システムなんていらないじゃん』という話になってしまう。

だかからこそ、「新日本プロレスには慎重に、そして早急に結論を出していただきたい」と権利証システムの重要さへのカバーも忘れない。

そのうえで、決定した対戦カードが、1月4日東京ドーム大会のメインイベントは、内藤哲也VS飯伏幸太だ。

もし、1月4日内藤哲也選手を破り、二冠保持者になれば、11.7に起こった、ジェイ・ホワイト選手との因縁対決は、1月5日に行われることになるでしょう。

この三者三様の思惑が交差することが決定した2日連続の二冠王座戦への期待は、いまから期待が高まりますね。

兄弟から敵に変わった関係/オカダ・カズチカVSウィル・オスプレイ

そして、東京ドーム大会でもう一つ気になる対戦カードが組まれている。

オカダ・カズチカVSウィル・オスプレイのスペシャルシングルマッチだ。

もともとは、オカダ・カズチカ選手がウィル・オスプレイ選手の才能を認めて、2016年イギリスから呼んでCHAOS(ケイオス)入りし、二人の関係性は、まさに兄弟と言える関係だったはず・・・

その二人の関係は、10月16日・G1 CLIAMX・Aブロックの最終戦で崩れ去ったのだ。

その日から、この二人の間には火花飛び交う関係となりながらも、なぜか?直接対決は組まれぬまま、1か月近くが過ぎていた。

そんな折、11.7大阪大会でついに、直接対決のカードは決まったことで、こちらのスペシャルシングルマッチも目が離せない一戦となりますね。

まとめ

毎年、新年の一大イベントである「WRESTLE KINGDOM」の対戦カードのごく一部だけを紹介した。

色々な策略や因縁、熱い思いなどを交えて行われる各試合は、その一瞬でしか感じることができないものです。

すでに、いま決まっているこの3試合は、まさにそんな渦の中を駆け巡る試合となることでしょう。

これから、まだまだ発表される対戦カードへの期待もたかまるところです。

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