3月に二冠統一されたIWGP世界ヘビーのベルトを手にしてる飯伏幸太への挑戦権を得ることができる、NEW JAPAN CUP 2021の優勝者ウィル・オスプレイとの闘いから、2年ぶりに行われる福岡でのレスリングどんたくまで、IWGP世界ヘビー王座、欠場していたYOHの復帰、そしてYOHのIWGPジュニア王座、IWGPジュニアタッグ王座への挑戦表明、NEVERベルト、KOPW2021、YOSHI-HASHIとKENTAのYOSHI-HASHIの棒をめぐる奪い合い、アイアンフィンガーフロムヘル争奪と、目まぐるしい展開が繰り広げられている。
今回は、その一つIWGP世界ヘビー王座の決戦について。
【NJPWツイッター】ウィル・オスプレイがNJC初優勝!差の先に見るのは飯伏幸太への挑戦
3月21日(日)宮城・ゼビオアリーナ仙台の「NEW JAPAN CUP 2021」最終戦で鷹木慎吾との闘いを制覇し、「NEW JAPAN CUP 2021」初優勝を成し遂げたウィル・オスプレイ。
試合後、ウィル・オスプレイは、4.4両国国技館で初代IWGP世界ヘビー級王者の飯伏幸太に挑戦する。
ウィル・オスプレイは「IWGP世界ヘビー級のベルトを巻くことは俺の宿命だ。俺に必要なのはそのベルトだ、何よりも、誰よりも……」と告げたと思いきや、そばにいた最愛の彼女であるビー・プレストリに対し突如オスカッターを炸裂。
会場内は、一瞬何が起こったのか?状況が理解できない、誰もが目の前で起こった一瞬の出来事をまるで夢でも見ているような気持ちになった、そんな数秒の時間が流れた。
最愛の女性を裏切ってでも、IWGP世界ヘビー王座を手に入れる、そんな意思表示だと、バックステージでウィル・オスプレイは語っている。
【NJPWツイッター】二冠統一の夢がかなった飯伏幸太だったが手にしたのはまさかの5日になってしまうとは・・・
4月4日(日)東京・両国国技館で、IWGP世界ヘビー級王者の飯伏幸太が、ベルトを懸けて「NEW JAPAN CUP 2021」覇者のウィル・オスプレイと熱い闘い繰り広げたが、鬼気迫るウィル・オスプレイの猛攻に対し、飯伏も徹底抗戦するも、ウィル・オスプレイは、ヒドゥン・ブレイドから渾身のストームブレイカーを決めて、飯伏幸太から3カウントを奪取し、新日本の頂点に立った。
リング上でのマイクアピールで、ウィル・オスプレイから時期挑戦者の指名が告げられる。
この瞬間、誰もが鷹木慎吾か?まさかのオカダ・カズチカか?いったい誰だろう?と期待が膨れ上がった瞬間だっただろう。
そして、ウィル・オスプレイは今年の1.4ドームで敗れているオカダ・カズチカへのリベンジ宣言だった。
オカダ・カズチカは、「NEW JAPAN CUP 2021」優勝に届かず、一度はIWGP世界ヘビー王座への挑戦を諦めるしかない状況にあった。
【NJPWツイッター】オカダ・カズチカへのリベンジは鷹木慎吾の鷹木節で覆されてしまう?
この瞬間、オカダ・カズチカに光明が差したと言ってもいい。
オカダ・カズチカは、その挑発を受けて姿を現し、ウィル・オスプレイからの言葉に応えるべく、マイクを手にしようとした瞬間、突如、そのマイクは「NEW JAPAN CUP 2021」で、オカダ・カズチカに勝利している鷹木信悟に奪い足取られる。
鷹木慎吾は
「ちょっと邪魔するぜ。シャラップ、オスプレイ!! 黙っとけ、お前。オイお前、ちょっと調子に乗りすぎじゃねぇか、コラ! 王様にでも なったつもりか? 東京ドームでオカダに負けたリベンジか・・・バカ野郎! そんなモンな! 誰も覚えてねぇんだ、オイ! だけどな、先の「NEW JAPAN CUP 2021」1回戦、ここにいるオカダが、この俺に豪快に負けたのは、みんなよ~く覚えているよな、オイ!? そんなオカダが、このタイトルに挑戦できるならば、ならば! 「NEW JAPAN CUP 2021」全戦メインイベント、さらには見事、初の準優勝の! この俺にも…いやいやいやいやいや、俺のほうが挑戦権利あるよな、オイ! オイ、オスプレイ。お前のIWGP世界ヘビー級ベルトに挑戦させてもらおうじゃねぇか! まあ、心配するな、オカダ! 心配すんなよ。このクソ野郎からこのベルトを獲った暁には、初防衛はお前を指名してやる。これで誰も文句はねぇよな? …ということで、俺の! 言いたいことは…以上だ」
https://www.njpw.co.jp/card_result/291185
と、鷹木節を奏で、が足元にマイクを投げ捨て、オカダ・カズチカはゆっくりとマイクを拾い上げ、ウィル・オスプレイに手渡すと、ウィル・オスプレイは、「まずはシンゴだ。その次にお前(オカダ・カズチカ)とやってやる」と返答し、オカダ・カズチカは納得したのか、無言のままリングを後にする。
ここで、鷹木慎吾はもう1度ウィル・オスプレイに言葉をかけ、リングを後にする。
【NJPWツイッター】鷹木慎吾vsウィル・オスプレイのIWGP世界ヘビー王座決戦!
4.4両国国技館以降、幾度となく行われていた鷹木慎吾とウィル・オスプレイの前哨戦もいよいよ幕を閉じる。
いよいよ、待ちに待ったIWGP世界ヘビー王座を懸けて、5月4日(火・祝)福岡・福岡国際センターで2年ぶりの開催となった「レスリングどんたく 2021」。
IWGP世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイが、鷹木信悟を初防衛戦で迎撃する。
前哨戦から意地のぶつかり合いを繰り広げてきた両者。
両者の闘いは、自身の得意技などの中に、鷹木式オスカッターや、ウィル・オスプレイはオカダ・カズチカの得意和zであるレインメーカーからヒドゥン・ブレイド一閃するなどの攻防をののち、とどめのストームブレイカーで44分超えの死闘を制し、ベルトを守り抜いた。
鷹木慎吾は、あと一歩のところで敗退してしまったが、両者の闘いは、目が離せない、なんじゃこりゃと度肝を抜くような、まさに死闘だった。
試合を見ているうちに、もうどちらが勝ってもおかしくない、でも、鷹木慎吾に勝って欲しい・・・と、そんな思いをいただきながら、何度叫び、何度もう少し、頑張れと言葉を繰り返したのは、会場で試合を見ていたファンに限らず、ニュージャパンワールドでの生配信を見ていたファンも多いはずだ。
まさに、わたしもその一人だ。
こんなに興奮する試合は、鷹木慎吾ならではと言ってもいい。
【NJPWツイッター】IWGP世界ヘビー王座 初防衛を果たしたウィル・オスプレイが改めてオカダ・カズチカに宣戦布告
鷹木慎吾との試合後、マイクを握ったウィル・オスプレイは5.29東京ドームで対戦が決定しているオカダ・カズチカに、あらためて宣戦布告をマイクアピールした。
「タカギ、アリガトウ。
俺のIWGP世界ヘビー級王座初防衛戦の踏み台になってくれたこと、感謝してる。
何度も言ってきたが、この団体は俺を特に頼りにしている。だから、直前のカード変更があっても(※選手内に発熱がみられ当日急遽対戦カードの変更があった)、ウィル・オスプレイが立つメインイベントは、払ったチケット料金に相応する価値がある。
今日の福岡大会は24時間で完売したが、それはすべてウィル・オスプレイとUNITED EMPIREの力があってこそだ。それが事実だ。
俺が「WRESTLE KINGDOM」でオカダに負けたとき、「これでもう、UNITED EMPIREはおしまいだ」とみんな言った。
でも、いまの俺たちを見ろよ。かなり強いだろ? オマエらファンやオカダが納得いかなくても、IWGP世界ヘビー級王者はこの俺だ。俺がこのベルトを巻くことは、初めから運命で決まっていた。
前の俺のほうがよかったという声が聞こえても、オマエらの意見なんて気にもしていない。
俺にとって価値があるのはUNITED EMPIREのメンバーと、このIWGP世界ヘビー級ベルトだけだ。
「WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME」のメインイベントでオカダを倒し雪辱を果たす!」
https://www.njpw.co.jp/card_result/295798
と、ウィル・オスプレイが話した後に、グレート・O・カーンが
「今宵限り許してやる。愚民も帝国民も面を上げろ。神を殺し、龍を打ち、次は何を狙う? 帝国が常に欲しているのは酒、女、そして金だッ! 東京ドームでオカダ・カズチカを処刑し、新日本プロレスの宝、資産を全て強奪してやる! 愚民の金は帝国の金だ。震えて眠れ、愚民ども。いいか、これがジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ、グレート-O-カーン、そしてIWGP世界ヘビー級チャンピオンのウィル・オスプレイだ。そう、UNITED EMPIREの力だーッ!」
https://www.njpw.co.jp/card_result/295798
と、締めくくった。
【NJPWツイッター】二冠統一からIWGP世界ヘビー王座の挑戦者にオカダ・カズチカに宣戦布告?・まとめ
2年ぶりに行われたレスリングどんたく、今年こそは福岡で観たいと思っていたが、緊急事態宣言などもあり、諦めてしまったが、ニュージャパンワールドの配信のおかげで、激熱の鷹木慎吾vsウィル・オスプレイの試合を堪能することができた。
鷹木慎吾のまっすぐで熱く、そして、魂のこもった試合は、どの試合を観ても興奮する。
試合中に自分を張り手や、まだまだー、来た来たーと掛け声で気合を入れる、その姿は、ファンを魅了する一面ではないだろうか。
わたしとしては、ウィル・オスプレイのリベンジも楽しみだが、やはり、鷹木慎吾vsオカダ・カズチカの一戦と東京ドームで観たかった・・・。というのが本音だ。
IWGP世界ヘビー王座争奪に鈴木みのるも何かを仕掛けてきそうだが、まずは5.29東京ドームで行われる、現IWGP世界ヘビー王座・ウィル・オスプレイとオカダ・カズチカの一戦を楽しみに待つことにします。
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