2月20日(土)23:00~からCSテレ朝チャンネル2で、いまもっともチケットの取れない講談師と言われている神田伯山が「神田伯山の”真”日本プロレス」という、プロレス番組がスタートする。
2021年1.4東京ドーム戦で、すでにプロレス実況中継をしていたことで、すでにご存じの人も多いでしょうが、神田伯山といえば、バラエティ番組や自身のラジオ番組などでも、ストレートな言葉で話すことから、わたしも魅了されています。
その、神田伯山がプロレスを知らない人でも楽しめる、プロレス番組を作る、放送する、プロレスを勉強しながら番組を進行していくという番組となっています。
その相棒として、清野茂樹アナウンサーが選ばれている。
今回は、講談師・神田伯山と、2月スタートする「神田伯山の”真”日本プロレス」について話していきましょう。
講談師・神田伯山について
前名は、神田松之丞でしたが、2020年2月11日をもって、6代目・神田伯山を襲名した。
講談師でありながら、爆笑問題・太田光とのトーク番組では、言葉や感じたことをオブラートに包まず、はっきり、ストレートに話すことで、好感を持っている人も多いことでしょう。
出身は、東京都豊島区で、2007年に3代目神田松鯉に入門し、講談師として歩み始めました。
以前、密着番組で拝見したときに、師匠などの講談を聞いては、全てをノートにネタ帳として書き込み、自身の部屋で寝る間も惜しんで、講談の練習を重ねていたと話されていました。
まだ、リアルで講談は拝見していませんが、番組中で放送された講談は、迫力があり、目が離せませんでした。
講談師になるきっかけとしてWikipediaに、以下のように書かれている。
高校2年生のときにラジオで偶然、6代目三遊亭圓生の御神酒徳利を聞き、感銘を受ける[25][26]。
高校卒業後の浪人生時代に所沢市で行われた立川談志独演会の高座を見て、立川談志のファンになる[27][28]。以降、談志の追っかけとなり、のちに講談師になることにした。
wikipediaより引用
こういうところは、プロレス界に入門を決めた選手に、通じところがある。
あの神田伯山がプロレスにハマっていた
2020.9月の日経ARIA・人生に効く逆転の一冊で、神田伯山が、「身の置き場がなく、内にこもっていた」中学時代に、人生で初めてハマったものが、プロレスだった。
なんでこんなにすごい世界なのに人に伝わらないのか。自分が講談師になって面白さを広めようと決心したのです。
とも語っている。
プロレスも今では、プ女子と言われる女性のプロレスファンも増えてきて、試合会場にも多く見られるようになったが、十年ほど前は、コアなファンが多く、会場は当日券でも良い席を手に入れることができたほど、観客が少なかった時代がある。
そのような状況の中、元新日本プロレス(現:WWE)・中邑真輔の「一番スゲェーのはプロレスなんだよ!」や、新日本プロレス・棚橋弘至の「愛してまーす!」などの言葉と共に、徐々に昭和時代のプロレス熱を取り戻してきた。
まさに、神田伯山が言葉にしている
こんなにすごい世界なのに人に伝わらないのか?
もっと広げたい、その思いはプロレスラー誰もの心の中にあるに違いない、そして、そんな共通点ともいう部分が、今回の番組で折り重なっていくのではないかと思うと、放送が待ち遠しい。
神田伯山は2021.1.4東京ドーム・グレート・オーカーン戦で心の中で叫んでいた
1.4東京ドームの実況中継の時に、実際に目の前で試合を観ているなかで、実は心の中で、叫び、応援していた選手がいたと、自身のラジオ番組・問わず語りの神田伯山で話していました。
その選手は、グレート・オーカーンである。
グレート・オーカーンといえば、2020年ウィルオスプレイが、兄弟のような関係だったオカダ・カズチカを裏切り、新たにグレート・オーカーンとTHE EMPIREを結成したことで、急浮上してきた。
登場から、いままでの新日本プロレスの中では、少し異質な試合をするイメージが強く、徐々にオーカーンファンを増やしている。
が、そのオーカーン、2020年後半からタッグでは勝利を勝ち取っても、内藤哲也にはシングルだと勝てるのはヤングライオンだけと言われたり、棚橋弘至の膝をパイプ椅子で集中攻撃をするなどの試合から、不満を持つファンもあらわになっていた。
そんな中で、1.4東京ドームで、棚橋弘至vsグレート・オーカーンの一騎打ち戦が組まれた。
神田伯山はその前から、色々なところでグレート・オーカーンへの不満や罵倒されている記事を目にしており、実際の試合中に、頑張れオーカーンなどと、心の中で叫んでいたという。
グレート・オーカーンは、自分で仕掛けておきながら、シングル戦になると、なかなか勝つことができないのだ。
グレート・オーカーンは、色々とターゲットを変えながら、現在は天山広吉とモンゴリアンチョップの技を懸けた試合などで、着々と帝国の再建に懸けている。
「神田伯山の”真”日本プロレス」まとめ
現在の職業がどんなことでも、男子たるもの一度は、プロレスに魅了された時代があった人は多いのではないでしょうか。
プロレスと講談という視点から見ると、共通点は無いように感じるが、わたしは、芸の世界とプロレスの世界は似ているように感じている。
というのも、演芸は、まず前座があって、出囃子(入場曲)があって、尻上がりに全体で興行を盛り上げていく。
プロレスも第1試合には若手選手の試合が組まれて、スポーツの準備運動のように徐々に体を温めていくような試合の流れになっている。
そして、セミファイナルやメインの試合の時には、温まった体の熱が、試合と選手のぶつかり合いを感じて、ストンピングしていく。
ちょっと昔プロレスにハマってたけど、最近はちょっと離れていた、僕みたいな人って多いと思うんです。
看板選手だけでなく、その奥にもいい選手がいっぱいいる。そういう選手たちを知って、昔もよかったけど今のプロレスもやっぱりいいなと。清野さんやスタッフさんのように、プロレスをずっと見てきた方たちに、《今のプロレス》を教えていただきたい!」というインタビュー記事もある。
プロレスのことはよくわからないけど、興味があるという人が増えていけば、これからのプロレス界はもっと、拡がり、盛り上がっていく、そんな番組になる予感が隠せない。
2月20日からスタートする「神田伯山の”真”日本プロレス」の放送が、今から楽しみです。
プロレス興味はあるけど、あまりよくわかならいという人にも、この番組はきっとわかりやすく、そして、これからのプロレスへの見方が変わっていくのではないでしょうか。
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