【俺の家の話キャスト】第3話に武藤敬司&蝶野正洋が本人役で登場

TBSドラマ「俺の家の話」の3話が、2月5日に放送された。

急遽代理参戦で、プロレスの試合に呼び出された寿一(長瀬智也)。

父も元気になってきたと思った安心感から、プロレス試合に参戦している間に、父・寿三郎(西田敏行)が倒れてしまったところで第2話は終わった。

プロレスと能楽の間で揺れ動く寿一。

現在、介護をされている人にとっては、このシーンはハッとした人も多かったのではないだろうか。

ドラマといっても、「俺の家の話」の家族模様や介護、伝統芸能を受け継ぐ家系などの話は、どこか自分と重なる部分もあることもあるだろう。

ちょっと緊迫感を感じさせた2話の終了から、打って変わって3話は昭和時代からのプロレスファンにはたまらない回となった。

【俺の家の話キャスト】寿一の「能よりもやっぱりプロレスが好きだ」の言葉に寿限無(桐谷健太)の放った言葉

父・寿三郎退院してきて、掲げたのはエンディングノートだった。

そのエンディングノートには、ヘルパーさくら(戸田恵梨香)とやりたいことが100個以上も書かれている。

その中には、プロレス観戦や家族旅行といったことも。

幼いころにいった家族旅行は、ハワイだった。

でも、いまの観山家には収入がないというピンチ状態。

そのピンチ状態もさながら、寿一は親父を家族旅行に連れて行ってやりたい気持ちが渦巻き、どういしたらいいのか?と、能の稽古をしながら考えているところに、寿限無が声をかける。

その声に反応しながらも、寿限無にプロレス技・スリーパーホールド仕掛ける。

その後、我に返った寿一から出た言葉は「寿限無、俺、能よりプロレスが好き」「能をやりながらプロレスをやるってありか?」と投げかけてみたが、寿限無にはケガをするためにやるプロレスはダメ、絶対ダメだと猛反対をされてしまう。

【俺の家の話キャスト】武藤敬司&蝶野正洋&長州力が観山家に現れる

プロレスをしながら能はできないと諦めかけていた寿一のもとに、さんたまプロレスもスター選手がいないため経営が厳しい、だから戻ってきてくれないかと、寿一を説得するために武藤敬司&蝶野正洋&長州力が現れた。

画面上でもやはり、武藤・蝶野・長州力と3人が並ぶと、威圧感に加えて、インパクトが違う。

そんな少し緊迫感のあるシーンだが、ここで長州力のおとぼけが発動する。

お土産に持参したと思われるバームクーヘンの箱を開け「切れてねーじゃねーか武藤」と、まったく寿一の説得には関係のない言葉を発し、さらに「形変えちゃうぞ」と訳が分からない。

そう思った人もいるだろう。

だが、普段でも時々何を言っているのかわからないと言われることが多い長州力の本人の特徴を、そのまま生かしてるあたりが、プロレスファンにとっては、ツボになる。

その3人を前に断ることもできず、週末のみプロレス界に戻ることを決意する。

昼は稽古、夜は介護、週末はプロレスラーの40代男の生活が始まる。

武藤敬司といえば、先日2月12日、NOAHが約11年ぶりに開催した日本武道館のメインイベントでGHCヘビー級王者の潮崎豪に挑戦者した。

潮崎は、1年超に渡りベルトを死守してきたベルトで、王座7度目となる防衛戦だった。

その激突のすえ、58歳にして王者・潮崎からベルトを奪取した。

武藤は「ギリギリ。痛くて全身交通事故に遭ったみたい」

立っているのもやっとの状態だったが、天才的なセンスはさすがと言ってもいい。

一瞬のスキをつき、両足で相手の頭をはさんで丸め込む、フランケンシュタイナーで逆転の3カウントを奪った。

武藤は、ボロボロの膝に何度もドクターストップを受けてきたが、18年3月、変形性ヒザ関節症を発症し、プロレスラーを「続けられる」という医師に出会い、人工関節を埋め込む手術を決断、一時は歩くことも困難で約1年間の欠場をしても、引退は考えず、気力を振り絞って復帰した。

そして、昨年12月「俺も夢を追い求めていいだろう」と、今回のGHCヘビー級王者・潮崎に対戦を要求したのだ。

これで、武藤敬司は、新日本IWGP、全日本3冠王座に続く、史上3人目の「3大メジャー」を制覇したことになる。

42歳だった高山善広、佐々木健介を抜き、史上最年長での快挙となる。

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【俺の家の話キャスト】ヒールレスラー・スーパー世阿弥(ぜあみ)マシンとしてプロレス界に復活した寿一

プロレス界復帰を決めた、寿一だが素顔で出るわけにいかず、マスクマンとしての復帰することを、武藤・蝶野・長州力と3人に話、リングネームを考える場面では、グレート・ムタ(武藤敬司のマスクマン時のリングネーム)の息子という設定という案が出たり、長州力からは、コトブキ仮面とかでいいのでは?と言ったりと、ここでも長州力のちょっと観点がスずれている特徴が、うまく表現されている。

当の寿一は、リングネームは「スーパー世阿弥(ぜあみ)マシン」と決めていると話し、リング名は決まり。

この世阿弥(ぜあみ)マシンの、決め言葉はというと、永田裕志を思わせる「ゼア」だ。

永田裕志は、入場してリングに上がるときや、試合に勝ったあとの決めポーズとして、敬礼のポーズをとってゼアというのだ。

ポーズは違うが、こういうちょっとしたところに、プロレスラーの特徴や、決めポーズが入っていることで、ドラマの面白さに加え、ファンはその小技や仕掛けを探す楽しみもでてくるのではないだろうか。

だが、このドラマはプロレスラーの話でもあるが、能楽の伝承者となる男の話だ。

プロレス界に戻ったところで、プロレス一色ではなく、コスチュームに能面をつける、技を仕掛けながらも、能の体幹を使った動きがプラスされているところが、また面白さを増している。

プロレスしか興味がなかった人も、このドラマをきっかけに能に興味を持つ人も増えるかもしれません。

【俺の家の話キャスト】試合中におもわず正体をばらしてしまう蝶野正洋と気になる武藤敬司のTシャツ

スーパー世阿弥(ぜあみ)マシンの登場に合わせて「ことぶき」と叫んでしまう場面は、言っちゃダメじゃんなんて、ツッコミをしてしまった人もいたのではないだろうか。

解説者として登場した武藤敬司の胸元にかわいいクマのキャラクターが気になっている人もいるでしょうか。

Tシャツのクマは、武藤ベアーといって武藤敬司のグッズキャラクターなのだ。

他にもキャップやパーカーといった様々なグッズがある。

武藤敬司が番組などに出演するときには、よく着ているので、気になった人はサイトをチェックしてみるといい。

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【俺の家の話キャスト】試合前にまさかのトイレで寿三郎でくわした寿一の正体はバレてしまうのか?

試合直前に、別れた元妻から、いま付き合っている人との子どもを授かったと電話で報告され、気持ちを落ち着けるためにトイレに行った寿一の目の前に、寿三郎が車いすで現れた。

ちょうど、寿一が試合を行う会場に、散歩に出かけていた寿三郎とさくらが立ち寄ったという偶然に、偶然が重なり、いまから行われる試合のさんたまプロレスのチラシを受けとったさくらは、エンディングノートに書かれたいたことを思い出し、2人でプロレス観戦をすることに・・・。

リングに世阿弥(ぜあみ)マシンが登場し、試合を観戦中に、体幹がすごい、プロレスラーじゃなくて能をやればいいのに・・・という言葉は、ちょっとうるっとした人もいるかもしれない。

幼少期から能の稽古を重ねても、一度もほめられることのなかった寿一のエピソードを覚えていれば、本人だと知らなくても、初めて寿一は、父に誉められたのである。

そして、倒れた世阿弥(ぜあみ)マシンに向かって、立ち上がって、「立て」と連呼する姿は、いままで能の世界に、稽古に色々な思いを持ちながら、一度は逃げ出した息子に対してのエールのようにもとれるシーンだった。

【俺の家の話キャスト】まとめ

1話でプロレスラーを引退という展開からのスタートで、プロレスラーの設定は、こんなにもあっさりと終わってしまうのか?そんな疑問を持ちながら、2話、3話と回を重ねるごとに、能という神様に奉納する芸能と、観る人を元気にする、パワーをくれるプロレスという、相反する芸能を、現代に多き介護、家族関係などを、テンポよく描いている【俺の家の話】。

特に、プロレスの黄金時代を輝かせてきた立役者でもある、長州力、蝶野正洋、武藤敬司といった選手が本人役で登場するのは、プロレスファンにとって、心をくすぐられる。

いまでこそ、若手で人気のあるレスラーも多い中で、大御所が出演しているドラマは、これからさらに、どんな選手が登場するのか?どんな展開になっていくのか楽しみです。

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